失われた世界を探して

ロストジェネレーションのしみじみ生活

旅に出るということ

旅をする理由とか意味ならごまんとあって、非日常を味わってストレス解消できるとか、本場のグルメを味わえるとか、要するに効能みたいな理由もあるし、自分を見つめ直せるとか、新たな価値観を見いだせるとか、忘れていた自分の情熱を取り戻すきっかけにな…

写真を撮るということ

実家に帰った時に父親の部屋を片付けていて、古いフィルムカメラを見つけた。アイレス35Ⅲsという1958年製のもので、アイレス写真機製作所という、もうとっくの前に倒産して無くなっている会社の製品だ。父親は僕たち家族を、全部このフィルムカメラを使って…

料理を食すということ

思い出深い料理ってなんだろう?そう考えてみた。料理に限らず、人間にとっての価値は、そのものだけの価値を意味するのではなく、味わうシチュエーションとかタイミングとか、その時々の僕たちの気分や感情に大きく左右されて意味を決定されるから、ただの…

勉強するということ

第2次ベビーブーマーと呼ばれる大集団に属する一人として、史上最悪の受験戦争をくぐり抜け、くぐり抜けたあとで入った大学を卒業するころには、史上最悪の就職戦線に投入されて、大半はくぐり抜けられずに玉砕し、それでも何とかくぐり抜けてようやく社会…

映画を見るということ

ごたぶんに漏れず映画好きで、子供のころから映画館に通いつめた。高校時代には授業をサボって映画館で半日過ごし、「バックドラフト」を連続で2回見て、こんな味気ない受験生活なんかやめて消防士になろうかと本気で思った。大学に入ってからは毎晩のように…

好きな音楽を語るということ

音楽は何が好きって言われれば、迷わずジャズって答える。またまたぁ、カッコつけちゃってさぁってからかわれそうで、27歳まで正直に答えず、そうだねぇ、何だって聞くけどねぇ・・・という具合にその時まで適当に友達に答えていた。 僕が27歳の時に父親が肺…

しみじみ探し続けるということ

ロストとは失ったということ。氷河期とは時間が止まったということ。でも僕たちはそれでも息をしてご飯を食べて服を着替え、毎日、ドアを開けて家を飛び出して行く。そうやって前へ歩き続けて来たし、これからも歩き続ける。 だいぶ無理をさせて来た体はそろ…

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